興南優勝へ前進!
神がかり的快進撃!
2回表の山川君の先制パンチとなるホームラン!
これで度肝を抜かれた大垣日大のエース葛西君は自分を見失って
気がついたら、負けていたというのが感想だろう。
それほど鮮やかで見事なホームラン!あっと息を呑むまもなくアルプススタンドに入ったホームラン!
これが逆に島袋君に、同じような先制パンチがあったら試合はひっくり返っていただろう。
同じ高校生、みんな心を持っている人間同士。それほどに高校野球はメンタルな面が響く。
2・3・4回の攻撃は実力を超えて神がかり的だったというのが甲子園球場での「気」だった。
あの1球で、10対0の試合になってしまった。神のみが知る結果?
ならば、明日もう1日興南に神さんが憑いて欲しい。
もう一つは島袋君の昨年の春・夏の試合経験、学習効果だろう。
第82回センバツ高校野球大会・11日目(興南-大垣日大、2日、甲子園)雨で順延となった準決勝・第2試合は、今大会屈指の左腕・島袋を擁する興南(沖縄)が昨秋の神宮大会の覇者・大垣日大(岐阜)を10-0で破り、初の決勝進出を果たした。あす3日に行われる決勝(後12時30分開始予定)は39年ぶりVを狙う日大三(東京)と初制覇を狙う興南となった。
10得点の大勝で初の決勝進出を決めた。興南高は2回、山川大輔がライトポール際に先制のソロを叩き込むと、さらに相手先発の葛西侑也を攻め、この回3点を先制。続く3回にも山川の2点タイムリー三塁打などで3点を追加すると、続く4回にも2得点。前半で8点の大量リードを奪い勝負を決めた。山川はこの日、3安打4打点と大活躍だった。
投げてはエース・島袋洋奨が相手打線につけ入るすきを与えなかった。初回を3人で片付けリズムに乗ると、2回以降もテンポのいい投球で凡打の山を築き、7回を2安打6奪三振1四死球で無失点に抑えた。8回からマウンドに上がった砂川大樹も得点を与えず、完封リレーで逃げ切った。
一方、大垣日大高は先発の葛西が誤算。初回から2四球を与えるなど制球が定まらず、3回途中6失点と試合をつくれなかった。打線も島袋の前に5回まで無安打と精彩を欠き、終始相手ペースでの戦いを強いられた。
学校名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
興南 0 3 3 2 0 0 0 1 1 10
大垣日大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0