愛擦（あいさつ）

愛は擦り込まれます
それが純愛であろうと
溺愛であろうと・・・
だから、怖いのです。
失敗したらあかんでぇ！
自分で責任持たなあかんでぇ！
人に迷惑かけたらあかんでぇ！
よう考えなあかんでぇ！
余計なことしたらあかんでぇ
母親はわが子可愛さあまりに過保護になって
この言葉を小学生の間に何百回といいます
それは諭すというのではなく
命令・禁止・強制的な言葉で・・・
それが子供の思考・心に擦り込まれます
スナオな子はどのように反応するか
子供にとって賢明な方法は
何もしないことです
このような子は真の意味で素直なことは言えません
お母さんにとっては「ええ子」であっても
「よい子」「いい子」ではなく、どうでも『ええ子』です
スナオにしていれば、怒られることがないからです
それを子供は防衛本能として知っているからです
『何でもやってみぃ　失敗したらお母ちゃんが責任取ったる
先ず、やってみたらええねん　お母ちゃんがついてるから』このような勇気付けになる言葉が
子供の行動力を産みます
努力しなさい
勉強しなさい
頑張りなさい　これらは命令・禁止・強制であって
　動物の中でも人間が一番イヤがることです
「失敗」
人生に、子供に失敗はありません
取り返しのつかないようなことはありません
子供はミス・失敗から学び学習していきます
「責任」
お金で賠償する、慰謝料など
これによって責任を果たしえることなどありません
意識・自覚の問題であって、償えるものではありません
「迷惑」
大きく考えると、人間生きていることそのものが
他の生物に迷惑をかけています
私たちは生物の命を頂戴して生きているのですから
「考える」
子供は子供のレベルで考え、大人は大人のレベルで考えます
母親が子供に押し付ける考えは、あなた個人のレベルです
あえて言うならば、これが絶対正しいというものはないのです
これは母子・親子に限った問題ではありません
先生と生徒、上司と部下、夫婦間、すべての人間関係に当てはまります
言葉・考え方・価値観が確立するまで
私たちはたくさんのことを擦り込まれて育ちます
成人しておとなになって自覚できるようなったら
これらの擦り込みに対して改善していけるのが大人です
あなたに擦り込まれているネガテイブなものを
見直して、自分に「愛擦」して行こう
出愛は相手に愛を出すこと
愛擦は相手に愛を擦り込むことです