-1×-1=+1

中学生になると正負の数を習う。-1×-1=2になる。
これは1+1=2になるということ、普通の人が普通のことをすると普通の答えになるという、
小学生で習う一番の基本と同じように、実に深い意味があるように思える。
正の数と正の数を懸けると正の数の答えが出てくるように、
負の数と負の数を懸けると正の数になるというところに人生における大きな意味・意義・示唆があるように思えてならない。
 人生は一つひとつの積み重ねというが、確かにその部分が大半ではあるが、
時に大きな変化成長、変革を望むときは掛け算(賭け山)が必要であると思う。
人生は毎日が初舞台、毎日が挑戦、毎日が賭け、懸けのようなものだ。
仲間と愛する人と一緒に懸けることができれば、一緒懸命になって不可能を可能にすることもできるはずだ。
肯定的・プラス思考・積極的・ポジテイブ 対 否定的・マイナス思考・消極的・ネガテイブ。
これはいつの場合においても善い悪いで簡単に片付けられる。果たしてそうだろうか。
物事には全て明暗、善悪、陰陽、表裏があるように一対であって一つであり完全である。
日本人的なものの見方として単純に捕らえると過ちを犯しやすい。
否定の中の肯定。マイナス思考から発想するプラス。消極的な姿勢からの積極策。
ネガテイブな視線からのポジテイブについて、もっと深く捉えることが私たちには必要であると思う。
これは個人の判断においても、会議における決議においてもその考えは重要だ。
自己思考における、自己体験の中における+1.+1.+1.の中の-1.は輝いて見えるはずだし,
現時点では-であったとしても、後には+に変換、置き換えられることは人生には往々にしてある。
正負(せいふ)は正負(しょうぶ)と読むことができる。人生において全戦全勝はありえず、不可能である。
一回の負。何度かの負。ここから何を学ぶかによってマイナスがプラスに変わる。
人生において全戦全敗であったとしても最後に一勝することで人生の成功を収めることもある。
家康の教訓にある、「人生は重荷を背負って坂道を歩くが如し」というのであれば、
人生は賭け(挑戦)の山(目的)に向かって歩いていくようなものだ。
一歩一歩、踏みしめて、山道に咲く花を愛しみながら、木々と語らい、雲を友として歩いていこう。
決して、あなたは人生を一人で歩いているのではない。導いてくれる人。手を繋いで歩いてくれる人。
後押しをしてくれる人と一緒懸命に歩いていこう。
生は掛け算・足し算の四則混合算の計算力だけでは歩いていけない。
プラスアルファの宇宙の力・神の力が計算外に働く。
それは人為を越えたものだ。人生は決して思い通りにはいかない。
だから、人生は面白いと多くの人は考えている。しかし、そうでもない。
言葉と心遣いによって、長いスパンで人生を捉えると、思ったとおり、考えたとおり、言葉にしたとおりに成って来る。
但し、ここでの言葉遣いは善い言葉でなければならない。
プラスもマイナスも萬事大慶(ばんじOK)と受け止めることができる「心」をつくること。
思考をも含めた言葉遣いを善行することが、人生を成功に導く一つの秘訣である。
人生は「賭け山」、「懸け燦」だから,燦燦と愛と夢と成功と幸福、「成幸」を日々、愛言葉にして生きて行こう。 
 
 最後までお読みいただいてありがとうございました。