一命





主演/市川海老蔵、瑛太  監督/三池崇史

なぜ、その男は自らの切腹を願い出たのか。武士の面目を捨ててまで、守りたかったものとはいったい何なのか。怒涛の展開、緊迫感ある映像美、鬼気迫る役者陣の演技、衝撃衝撃の結末---。その生き様に、心が震える---


あの三池崇史監督が“命を懸けて、何かを守る”男たちの姿を描いた本格派時代劇。歌舞伎界のプリンス・十一代目市川海老蔵が、初老の侍・津雲半次郎を演じている。実年齢とはかけ離れた役柄ながら、入魂の演技で観る者を作品の中へと引き込んでいく。その所作の美しさや殺陣のキレからは、梨園で生まれ育った彼ならではの老成した凄みが感じられる。その海老蔵と好対照をなすのが、若侍・千々岩求女を演じた瑛太だ。愛する者を守りきれない男の切なさを、若々しく表現している。全編3Dカメラで撮影され、日本家屋の奥行きを感じさせる映像の陰影も美しい。自らの信念を守るため、一命を賭して戦う男たちを鮮烈に描いた、三池監督渾身の一作。


面目・プライド・愛・命
何を守るべきか
何を守らなければならないのか

考えると、ある種 重い作品です
単純にカッコいいと簡単には言えません

しかし、時代劇を演じたら海老蔵は凄い!
見ごたえのある作品でした