吾大流伝夢

2012年1月17日

吾大流伝夢
ゴールデンドリーム

吾、大きな流れの夢を伝える

１９９５．１．１７

1995年1月17日午前5時46分、淡路島北部、地下16キロの地点を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生。淡路島、神戸市、西宮市、芦屋市などで震度7の非常に激しい揺れを観測した。この地震による被害は、兵庫県内を中心に死者6434人、負傷者約4万4千人にのぼり、戦後最大の自然災害となった。

あの日のこと
ゴゥオーと地鳴りがして突き上げてくる恐怖感に襲われた
瞬間、死を悟って「もう、ダメ！死ぬ」と思った
反射的に、横に眠っている娘の名を叫んで覆い被さった。
振動がおさまって、階下に寝ている両親の安否を確かめた
家族が無事であった、「生きている」それだけで十分だった

この時、娘を置き去りに逃げていたら
一生恨まれていたことだろう
現に新婚の夫婦が奥さんをそのままに家を飛び出して
離婚の悲劇に繋がったと聞く
あの状況の中での恐怖は遥かに判断力も理性も超越している
誰も責めることはできない・・・

電気・水道・ガス、すべてのライフラインがストップした
携帯ラジオでの情報も雲を掴むようで現状が掴めなかった
向かいの100年近い土蔵の蔵が崩壊して土煙で呼吸が困難だった
我が家はブロック塀が倒れ、屋根瓦は損壊した

落ち着いた時点で、芦屋から西宮・尼崎の教室を見に行った
机が逆立ちしていた、どうしたらあんなになるだろうと・・・
覗くだけで中に入る気力は喪失していた
帰りの道すがら、公衆電話の所でトラック運転手の人に
カーテレビで長田地区火災状況のニュースを見た

茫然自失、的確な表現は見つからない
水をスーパーで買い込む？
マンションから火災で火が噴きあがっているのを見ても
通報する術もない
駅前の芦屋大丸のショーウインドウが割れていて
高価な品物が手を伸ばせば取れる状況だが何の反応も起きなかった

夕方、暗さと寒さの中で家族7人が電気こたつに寄り添って
余震の中で恐怖に震えていた
姉の所へ、やっと通じた公衆電話で安否を伝え避難した
40分で行ける所へ、道路の破壊のため7時間かかった

「頑張って下さいね」
何をどう頑張ったらいいの
「困ったことがあれば、何でも言ってね」
食べ物がない、お金がない、助けて下さい
そんなこと言えるわけがなかった・・・
これ以来、「頑張れ！」って言わなくなった
頑張るにも頑張れない状況があることを知った

「一緒に頑張ろう」
一緒懸命はこのような体験から生まれてきた言葉

物欲がなくなった、物を買わなくなった
持っている宝物をお世話して下さった方にお上げした

それから、10数年後
好きなお茶碗を買うようになった
腕時計を見たら欲しいと思うようになった

間違いなく、死を直観した
17年の月が流れて・・・
人も町も、あの震災の記憶をいい意味で忘れた

家族に死傷者を出した被害者の方は
今なお、あの忌まわしい体験から逃れられていらっしゃらない
娘も友達を失くした・・・

被災者の一人として、ある面では思い出したくない出来事でもあります
某ＴＶ局の有名なキャスターが
「これも一つの教訓です」
我が身に起きていないから、言えた言葉
被災者にとってどれほど残酷な言葉であったか・・・
家族を失って、何を教訓にせよというのか

今日は青空、気温９度穏やかな小春日和です

今なお、東日本大震災でご苦労しておられる方に恵流（エール）を
お亡くなりになられた方に、心からご冥福をお祈りします
（２０１２．１．１７．１時１７分・徒然なるままに記す）

01.夢人日志

Posted by 楽書字遊人

遊書ライブ

01.夢人日志

北新地（きたしんち・きたのしんち）は大阪市北区曽根崎新地にある大阪最大級の高級飲食店街。単に新地と呼ばれることも多く、新地本通り、新地新聞、新地のクラブ、新地のホステスなどの名称や呼称がある。東京の銀座と並んで、日本を代表する高級飲食店街である。

「北新地」という呼称は、北にある新地という意味であり「北の新地」と呼び慣わすのが本来である（#沿革）が、新地本通の東西両出入口に「北新地」と銘打った電光看板があること、および、JR東西線開通時に北新地駅と名づけられたことなどから、現在では呼称はもちろん地名としても通称の「北新地」が広く定着している。

＜Nao＞
新地の上通りにある、ラウンジ癒の小嶋ママさんは僕のボランテイア活動の強力なサポーターさん

昨夜は新年のお客様に吉祥開運の『龍』のプレゼントということで
お客様に書かせていただきました。
一流のお店では必ず、何かのお土産をお渡しになられます
そこでということで開運の龍をプレゼントされました

小嶋ママさんとは昨年５月に、恩師との沖縄旅行も同行して
久高島にもお参りさせていただきました

お蔭様でお客様の中には涙を滲ませて喜んで下さる方もあり
こちらの方が感動しました

おなじみのVIPのお客様にはお誕生日に
僕が書いた月桃紙の芳名詩をプレゼントしてご支援して頂いています

スーパー下戸の僕も月に一度は新地に通っています
いつもウーロン茶を飲んでいます

01.夢人日志

Posted by 楽書字遊人