2月15日の記事
gond楽〓西口
書道家・金沢翔子さん
NHK大河ドラマの「平清盛」の題字を見ていて
凄いなぁ~と思っていた
誰が書いたのだろうかと・・・
金沢翔子さんと知って驚いた
正に「神動だ!」
無心だから懸ける書のような気がする
全国のダウン症の親子の皆さんに勇気を与えてほしい
<ダウン症の方ですが、その書は驚異です。>
こんな無神経な差別的表現する人が恥ずかしい
『みんなちがってみんないい』
僕はケンさんや、キーボーから学ばせて頂いた
僕も『 空 』な心で書が書けたらいいなぁと憧れる
凄いなぁ~と思っていた
誰が書いたのだろうかと・・・
金沢翔子さんと知って驚いた
正に「神動だ!」
無心だから懸ける書のような気がする
全国のダウン症の親子の皆さんに勇気を与えてほしい
<ダウン症の方ですが、その書は驚異です。>
こんな無神経な差別的表現する人が恥ずかしい
『みんなちがってみんないい』
僕はケンさんや、キーボーから学ばせて頂いた
僕も『 空 』な心で書が書けたらいいなぁと憧れる
10歳の時の作品
20歳の個展で
ダウン症の書道家金沢翔子さん(26)が今月18日、奈良・東大寺大仏殿の西回廊で、「華厳(けごん)」の文字を揮毫(きごう)した。
「なぜだか、涙があふれてくる」――。見た人からそんな声が上がる書のことをもっと知りたいと、母の書道家泰子さん(68)に話を聞いた。
翔子さんは2、3画ごとに墨を含ませながら大型の和紙(縦約2メートル、横約3・8メートル)に筆を走らせていった。見守る約400人は静まり返り、キシ、キシと、筆と紙がこすれる音だけが響く。泰子さんはそばで娘を見つめ、紙の上の余分な墨を拭い、耳元で「もう少し、墨をつけて」とアドバイスした。
泰子さんは42歳で翔子さんを産んだ。医師からは「この子はダウン症です。大人になっても歩けないかもしれない」と告げられた。偏見を恐れた泰子さんは「周囲には、生まれたことを隠して育てなければ」と悩み、「いっそ、このまま一緒に死のうか」と思い詰めたこともあった。
翔子さんが5歳になった時、「気分転換になれば」と書道を教えた。翔子さんはすぐのめり込み、多い日で4、5時間、筆を握ってみるみる上達した。
夫の裕さんは52歳で亡くなった。翔子さんが進学先で指導を断られ、転校を余儀なくされたこともあった。試練はあったが、そのたびに2人で筆を執り、心を落ち着かせて乗り越えてきた。
揮毫を始めて約40分後。最後のはらいを終えると、観衆から大きな拍手がわき起こった。泰子さんは「一緒に死のうと思ったこの子と、こんな喜びを味わえるなんて。私は、世界で一番幸せな母親です」とほほえんだ。
会場にはダウン症の子どもを持つ親も多く駆けつけた。同じ境遇の親子にとって、金沢さん親子の存在は何より励ましになっただろう。
完成した書には、金沢さん親子の生きる力があふれ出ているように感じた。私も目が潤んだ。翔子さんが書いた別の2作品(ともに縦約0・75メートル、横約1・4メートル)は東大寺に奉納されており、同寺は今後、公開を検討するという。(青木さやか)
(2011年12月27日 読売新聞)