01.夢人日志
贈る言葉
魂心・一生懸命・魂気
瞳閉じれば、トミさんの笑顔が飛び込んできます。優しくも気愛の入った「だいじょうぶよ~」という声が聞こえてきます。トミさん、『ありがとう』心を込めてこの言葉を贈ります。
岩手・一関での渾身の太鼓演奏は、永遠に僕にとって心に残るものとなりました。普通の人が、一生の命を懸けて仕事をするとか、何かをするというのは無理なことです。僕にとって、この日まで、みんなと一緒に懸命になることはできると思っていましたが、真の『一生懸命』ということの大切さを知り、姿、生き様を教えて頂いたことは宝物になりました。
仙台の空港で、飛びついてハグして下さったあの姿は優しく美しく可愛く、無邪気な天使のようでした。
にぃにぃと親しく呼んで頂いて、遠く離れている僕にとってどれほどケントミファミリィーの結真愛流の中に入れて頂けているものかと救われました。このケントミの想いも僕にとっての宝物です。
30年前、ある方から「不惜身命」という色紙を頂戴しました。身命を惜しまずという言葉です。60年生きて来て、勿論、自分は出来ていません。また、そのような人に出愛ったこともありませんでした。トミさんは自分の魂に気を入れて、それを僕に学ばせて下さいました。「命どう宝」の大切さを身をもって教えて下さいました。
1月の結魂式の折に、僕の手を優しく握って下さって、「にぃにぃ、ありがとうね」と仰って下さいました。トミさん、遅くなりましたが、僕はその100倍のウムイで、トミさんの魂に届くように叫びます。「トミさん、ありがとう!」
トミさんの肉体は天に召されますが、トミさんの魂は私達、ケントミファミリィーの魂の中で、大きなおおきな結真愛流の和(輪)の中で永遠に不滅です。また、どうか私たちの魂の中で永遠に生き続けて下さい。天国から見守って下さって、いつどんな時にも「だいじょうぶよ~」の声をかけて下さい。
ケントミの絆は、私達、ファミリィーにとって一対のひまわりの花のようでした。太陽のように明るく、月のように優しく、星のようにキラキラといつも輝いています。この地上にこれほど強く美しいものは存在しません。私たちの理想、大きな誇りです。トミさんが命を懸けて、私たちに教えて下さったことを魂に刻んで、私達はトミさんの魂と永遠に一緒懸命に生きていきます。トミさん、私達を天国から励ましてね!トミさん、ありがとう! 合掌・神謝 西口賢治