おくりびと





兄(姉婿)が黄泉がえりの国へ旅立ちました
73歳、まだまだ若すぎます・・・
両方の母親、そして、ご自分の姉を看取り
寿命とはいえ、耐えがたきものを感じます

死に化粧をしてもらった後に
医師・看護婦さんに「お疲れ様」「よくっがんばったネ」と
手を合わせて下さった言葉が心に響き
感涙しました 冥福を祈ることしかできません

古今東西、どんな時代でも人間が生きているうちに行われる最大の儀式は3つある、といわれます。「生・結婚・死」がそれです。このうち、自ら決められないものは生と死の2つ。そこに共通するものは自分自身の手で「世話や後始末」が絶対に不可能なことですね。生も死も、だれかの手に支えられなければ成り立たないのです。.

2008年9月に日本で公開された映画「おくりびと」は、その「死」に焦点をあてた内容でした。人は死したあと、こうしてだれかの世話を受けてその肉体をこの世から消していくのです。.

どんな人でもかならず受けて通る道なのに、納棺される直前に清める仕事は、日本人のほとんどが知らなかったといってもいいでしょう。「おくりびと」は、こうした仕事をつぶさにみつめ、さらにその仕事人を通して生きていくこと、死んでいくことを見る者に考えさせるストーリーを備えています。.