「合格の華」
「合格の華」
それは十五の心には
あまりにも辛い試練なのかも知れない
合格のすぐ隣にある
不のついた合格
長い人生から見れば
ステップのための萬事の一つも
今、その時の感慨は「哀しみ」でしかない
ある者は それを機に飛躍する
ある者は それで躓いてしまう
神様はそんな悪戯をして
人生という長い道に
石ころを転がせて
幾度かの試練を重ねてさせて
「成功」への道へと導く
躓いて詰まって転んで
それでも歩き続ける人にのみ
神様は微笑んで下さる
いつの日か
それが飛躍への一歩だと
信じる人にのみ
天は導いて下さる
萬事大慶
求める者にのみ道は拓ける
平坦な道を歩み続ける者よりも
涙を流し、汗を滴らせ坂道を越える方が
はるかに豊かな人生であることを
悟るのはいつの日のことか
ぜったい、絶対、ゼッタイ諦めない
諦めない限り道は開ける
本当の合格の華は
人生という試験で咲かせるものなのだ