詩 島 賢治
①みつめる
この世にある美しいものと醜いもの
善いものと悪しきもの
しっかりと見ることによって
その真理がはっきりと見えてくる
そして、その違いをとらえて
善いものは善いと悪いものは悪いと
とらえるべきではないか
判然としない今の日本
本当の美しさを見失っている
私は美しさを求めたい
明るい明日のために 02. 03.11
②願 い
一つ
手をつないで行こう
同じ人間なのだから
二つ
平和を祈ろう
この地球から争いがなくなるように
三つ
隣の人に一つだけ夢を語ろう
人を愛し自分を愛そう
③微塵の魂
元を正せばみんな同じ
微塵である人間が
大海の細菌であった人間が
なせにそんなに威張るだ
みんな対等で平等であるのに
なぜに差別をして偉そぶるのか
きっと元を知らないのか
たぶん元を忘れたのか
私は野辺に咲く
一輪の花でありたい
④真 言
なぜに気がつかぬか
おろかな人間たちよ
始めに言葉ありき
始めに言葉が創られた地球にあって
言葉のとおりに
言葉のままに
創世された人間界が
科学に反比例して滅びようとしているのに
言葉は生き物です
言葉によって思考も形成される
言葉の命を大切にしよう