小さな愛をハイチへ

ケニア（日本人）から
沖縄市から
飛騨高山から
東京から
那覇から
伊是名島から
嬉しいことですね。注文が届いています。
小さな小さな愛の輪が拡がって・・・
１１７
阪神淡路大震災から１５年
思えば私も被災者でした
「もう、死ぬ」とはっきり自覚しました
横に寝ていた娘に覆いかぶさりました
動物としての本能だったと思います。
あの直後は物欲が無くなりました
命さえあれば・・・
お陰さまで、今こうして生かされています
「がんばって下さいね」
ライフラインのない中で
どのようにがんばれって言うのですか？
「必要なものがあったら何でも言って下さいね」
あれ欲しい。これ持って来て下さい。
最後までそれは言えませんでした。
黙って５万円のお金と段ボール一杯の食糧を
届けて下さった先輩がおられました
正に神様でした。
伊是名島から義援金として５万円を拝受しました
言葉の大事さを訴えていますが
窮状にあっては行動とモノです
食べるものがなければ人は生きてはいけないのですから・・・
あれ以来
「がんばれ！」って言葉を慎重に遣うようになりました
どう頑張ればいいのか判らない状況があります
がんばっているのに頑張れと言われるとつらい時があります
ホノルルマラソンに挑戦して
日々の練習を怠ってから
生徒さん達に「努力」という言葉を遣わないようになりました
言葉よりも具体的な行動で伝えないと判らないことがあります
ハイチ
想像するに寒くない分だけは救われます
「死にますか？盗みますか？」
そんな常識的なこと・・・
簡単に答えは出せないと思います
大らかな時代で許される時代で
時効だから懺悔して告白します
近所のお兄ちゃんが「キャベツ」を
畑から持って来てくれました
「おし頂きました」
これを食べないと何も食べるものはありませんでした
決して自己弁護・擁護する気はありませんが
私に少しでも優しさがあるとすれば
あのキャベツの味が心の襞に残っているからではないか
そう思っています。