三師・三友・三相。

 三人の師匠、三人の心友、三人の相手(ライバル)。これが大切な財産だと思っています。ここ沖縄には私の師匠がおられる。20年近く前に心友を介して出会った方で。その昔、お百度参りに掛けて、私が100通の手紙を毎日出して、押し掛け女房ならぬ、押し掛け弟子になったのである。今回の沖縄行きは、師匠の病気のお見舞い。那覇から遠出をして備瀬崎で一泊しながら、師弟問答をしてきた。人生のAからZまでを指南してくださり、時には逆に意見を求められて対話することもある。教育の心と文学への想いが一致している。太陽や月があるように、「在る」というだけで、存在そのものに安心感が芽生える。
①「志情の深さ=しなさきのふかさ」しなさき、志のある、意志のある情けという意味。②「出来者=できやー」知識も智恵もある人、出来る人という意味。「肝愛さ=ちむがなさ」肝はちむといい、本土で言う心臓、ハートのこと。相手の心を愛する?という意味。琉球は素晴らしい言葉があって、一つの言語圏をもっている。私の沖縄ベスト3は①ウチナンチュ<人>。②自然③言語だ。どれをとっても素晴らしい。次が、料理だ。これに触れないと沖縄の良さはわからない。「降澄=うりずん」若夏とも書く場合があるが、天から雨の恵みが降り、大気、気が澄んで全ての生き物、命あるものが生き生きとする季節をいう。沖縄の言葉(ウチナーグチ)には万葉の古文のような響きのある、夢のような言の葉が感じられる。いつの日か、この地に住んで万葉集ならぬ「夢葉集」を勉強できたらという夢をもっている。
「I LOVE OKINAWA.」「あい らぶ ウチナーグチ」 
 


これは2004年の自分のブログからの転載です