2007年08月の日志

老舗
芦原の宿 八木
120年の老舗旅館らしい

逸品は料理
調理人の想いが伝わって来る味
作っていて楽しいだろうなぁ
そう思わせるものがあった
贅を尽くす 凝る
それだけであれば食べるほうも肩が凝る

味は味覚だけではない
心に染み入るものがなければ
お煮しめは仁染め(にしめ)
仁、心に染み込んでくるものでなければ

五感に和む料理
味覚=舌に優しい(爽やかな五味)
視覚=眼に美しい(器と素材の調和)
嗅覚=鼻に芳しく(四季の香り)
聴覚=耳に響いて(食感の響き)
触覚=手にも伝わる(肌で感じる味気)
それは作る人と食べる人の心の調和
ハーモニィーから生まれる
(2007年 8月 31日 [金曜日])

芦原温泉へ
 和愛
 わ〜い
 
 明日、明後日はお休み

 職員で芦原温泉へ1泊旅行

 気愛入れて5回は入浴してくるぞー
(2007年 8月 30日 [木曜日])

出愛
出愛があって
 ご縁があって
 飲めない私が北新地に出没する

 ウーロン茶を飲みながら
 お客さんのリクエストに答えて
 お名前に肖って短詩を書かせて頂く

 「ありがとうございます」
 「家宝にします」
 「会社に飾ります」
 
 性懲りもなく、煽てに乗って
 遊書させて頂く
 
 
(2007年 8月 29日 [水曜日])

世界一への賛歌
 大阪の満月の夜に
 空を舞うイシンバウエ
 5メートル2の世界記録に挑戦する
 瞬間の彼女の顔

 それは世界一を目指す美しさ
 それは世界一を目指す潔さ
 それは世界一を目指すものだけが持つ
 世界一に一つしかない美
 
 真剣な顔は美しい
(2007年 8月 28日 [火曜日])

照さんとのメール
ケニアの松下照美さんと西口とのメールのやり取り。ある面でご支援いただいている皆様にダイレクトに見ていただいておくのも以下と思って公表させて戴きます。

> ご無沙汰しています。このメールを頂いてからもう二ヶ月余りが経ってしまっていたんですね。日本の一時帰国から帰って、あっという間の日々でした。本当に長のご無沙汰失礼致しました。
■お互い様というよりも、こちらのほうこそご無沙汰で申し訳ございませんでした。お許しを・・・。
マイナーが24・25・26日に来られて陽子と僕で大阪/奈良を案内させていただきました。
照さんと同じように私共のマンションに泊まって頂いて、26日は奈良、法隆寺・東大寺を案内し
天理で美味しい鰻を食べてきました。僕の20年来の中国からの友達もご一緒しました。
> 1週間、沖縄の4日間ご一緒出来たことは志合せでした。水族館のあの好奇心と阿 波踊りの姿に照さんの美しき逞しき正体を見せていただいたような気がいたします。ありがとうございました。 ※ その節は何から何まで本当に色々お世話になりました。西口さんのご家族にお会いできた事、お仕事の現場にまでお伺いできたことに加え、沖縄での四日間は本当に実り多い四日間でした。西口さんがご家族に支えられながら、多くの人々を支えていらっしゃるのがよく解りました。お礼が遅くなりましたが、パートナー様、息子さんにもどうかよろしくお伝えください。沖縄での四日間、沖縄とそこに暮らされる方々との出会いを頂けたことを心から感謝しています。西口さんを核として集われている方々のおおらかさに包まれるような四日間でもありました。その人々の間で西口さんが担われているお役目の一端にも、触れさせて頂いた様にも思います。 一方「沖縄」という地の特殊性についても、ほんの一端ではありましょうが、学ばせて頂いたと思っています。このことは今後も折りに触れ、皆様から学ばせて頂けると確信しています。
■お互いに沖縄の旅は楽しいものでした。沖縄はいつもあのような感じです。僕が活動の拠点にさせていただいているのも納得していただけると思います。いい意味で特殊性があるというより、本来はみなあのようにもっとおおらかにお月愛ができればと思います。
★小生も導かれるままに自然体で取り組ませていただきご支援させていただければと存じます。キャンペーンはもう少し、ビジネスライクに積極的に行かねばと思っています。
先ずは積極的な行動よりも祈りから・・・。100人展の募金収益は7月中に販売をしてその後にという事でよろしいでしょうか?
■取らぬ狸の皮算用で、熊さん・森の宴・NOAHさんで展示即売を依頼しましたが、善意でお願いしており、商業ベースではありませんので、
なかなかそう簡単には売れていないようです。でも、一様の予算・予定としては前回の50万と合わせて、合計100万円を新しい家の資金としてご支援させていただこうと思っています。来年、キャンペーンの折にと思っていますがいかがでしょうか?参考までの子供の教育を考える会としてプールされている金額ですので、照さんの方で何かご都合があれば申し付けてください。こちらもボランテイァツール作成費用に運用したいと思っています。どちらにしても皆さんからお預かりさせて頂いているお金ですから、お役に立つ使い道を考えています。
> 私は「現場ばか」を自認しています。私が出来るのは子どもたちと共に歩む事、子どもたちの思いを現場からお伝えする事だけのような気がします。そんな私が多くの方々の支えの下に現場をやらせて頂けるのは、本当にありがたいことです。100人展のその後はいかがでしょうか。又の折りお聞かせください。
■僕も塾人として、生涯現場は離れずにいたいと思っています。直接に接する教育?が性にあっています。
来年は目指すだけは1000人展に挑戦します。
> ところで私、私用がらみで9月30日〜10月10日まで日本へ一時帰国することになりました。日程は以下の通りです。今回は母の7回忌に併せて実家の跡を継いでくれた妹のパートナーの17回忌を10月7日に徳島の実家で執り行うことになり、それに出席するのがメインですが、東京で数名の方とお会いする予定です。10月3日に宮坂さんにお会い出来ればと、今ご都合を伺うメールをお送りしたばかりです。西口さんにもお会い出来れば嬉しいのですが、10月10日(23時15分関空発)にお会い出来ないでしょうか。ご都合をお聞かせください。
良快しました!今からお聞きしておけば都合をつけさせて戴きます。
また、日程が近づけばご連絡ください。
西口賢治
(2007年 8月 27日 [月曜日])

奈良の都
 法隆寺
 そこには1000年の風が流れている
 世界最古の木造建築が威風堂々に鎮座している
 蒼い夏空に聳え立ち白い雲を呑んでいる
 広い構内は不変の気を漂わせ和気が溢れる
 そこに立つと人間の愚かさに気づかされる

 東大寺
 何という大きさだろう
 その威容に圧倒される
 これを建立した
 人の心もまた偉大と言わざるをえない
 大仏はじっと人の世界を凝視して
 黙って座している
 過去の1000年も これからの1000年も

 みしまやのうなぎ
 「うまい」とか
 そんな月並みな言葉を超えている
 馥郁としたうなぎの匂いが
 独特のうなぎの脂が口中に広がる
 その柔らかさに五感覚が神動する

 ★   ★   ★
 18歳で日本へ来た時は
 あどけなさを残した少年だった
 あれから時は流れ
 今では日本の企業人になっている

 外国人の大検を全国で6位になり
 京都大学で学んだ
 夢はハーバードで研究をしたかったのだろうが
 経済的な事由がそれを許さなかった・・・

 30代後半を向かえ
 その風貌に秀才さを伺わせる
 頭がいいというのは
 やっぱりいいものだとつくづく思う
 大学時代 
 保証人として身元を引き受けた恩を
 忘れずに未だに慕ってくれている

 私にとって中国は同胞、兄弟である

 
2007年 8月 26日 [日曜日]

ケニアからのお客様
ケニアからのお客様マイナーが昨日から来ていて、お昼間はケニアに同行した陽子に案内を任せて、宿泊と夜を担当している。
 朝は世界陸上の男子マラソンを5時におきて長居競技場まで観にいかれた。夜は六甲山の夜景とメリケン波止場の観光。
 彼は24歳、マラソンランナー。来年は日本かヨーロッパのレースにエントリィ-するとか。来年のケニアの映画キャンペーンの翻訳で、今回日本に来ている。なかなかの好青年で礼儀正しく好感が持てる。
2007年 8月 25日 [土曜日]

西郷札
 松本清張の芥川賞受賞作
 西郷札のビデオを観た
 作品の良さと
 主演・緒方直人の好演が見ごたえがあった

 清張の歴史観を描いた作品は本当に素晴らしい
 学校の社会の授業で習わない内容に感動する

 お昼は出先の森之宮の方で
 美味しいお蕎麦をご馳走になる
 勿論、通を真似て
 盛蕎麦とかけ蕎麦を頂く
 美味しいものを頂いた
 小さな幸せに感謝
(2007年 8月 24日 [金曜日])

惜別 甲子園
 夏の甲子園
 高校野球が終わると
 地元の甲子園は火が消えたように
 パワーがどこかへ消え来去り
 淋しくなってしまう

 全国から若人が
 郷土の熱を運んできて
 真夏の温度を更にヒートさせ
 完全燃焼させて
 過ぎ去っていく

 球児たちのドラマが表舞台ならば
 裏舞台にも感動と涙を残して行く

 語り継がれる名勝負も
 いつかは風化して
 記憶に留まるか
 あるいは紙に残るだけとなる

 歴史とはそのようなものかもしれない
(2007年 8月 23日 [木曜日])

美良来流=ミラクル=機積
 大大大優勝おめでとう!佐賀北高校

 実力だけでなく、正に機積、
 今までの練習で一秒一瞬の機を積んだお陰でしょう
 美しい良い流れが来たのでしょう

 23年前に佐賀商業が優勝した時も
 県民誰もが期待もしていなかったし
 信じられなかった
 今回もまさかー!というのが
 選手・監督だけでなく
 佐賀県民の心情でしょう
 私は母の郷里が佐賀ということで応援した

 8回裏
 休み時間の生徒さんと一緒にTV観戦
 奇跡が起きる 奇跡が起きればと思った
 1アウト満塁のところで
 フォア-ボールで1点入って
 次にショートゴロでエラーで3ー4
 そうなれば勝機ありと話していたら

 フォア-ボールになり
 「あっ」と思う間もなく奇跡の満塁ホームランが出て
 
 残念ながら休み時間終了
 次の休み時間は佐賀北が表彰されていた

 『甲子園に、恋して』
 朝日放送・朝日新聞のキャッチコピー
 甲子園の女神は
 時に優しく、時に残酷でもある
 勝敗を左右する決断はどちらにも涙を流させる

 地元の甲子園にあって
 それはイヤというほど
 たくさんの例を見てきた

 どうぞ、広島を応援された方も佐賀を応援された方も
 ポジテイブに「結花」を受け止めて
 次に、花と結ぶようにつなげてください

 監督さんの無欲が勝利を掴んだのかもしれない
 選手たちのもしかしたらという中の
 無欲=夢翼が優勝になったのかもしれない・・・
 
(2007年 8月 22日 [水曜日])

和愛通心
編集後記
 残暑お見舞い申し上げます。夏休みもあと10日あまり。猛暑を記録した日々はインドへ避暑?に行っておりました。こちらは雨季でむしろ暑くなかったようです。しかし、あのスコールの激しさは、形容し難いものがあります。夜中に大雨を夢うつつで確認して、朝、出かけようとして外へ出たら、道路は洪水、まさに川になっていました。これも一つの体験でした。★中2の光君と一緒懸命にした「死を待つ人の家」でのボランテイァは、小生にとっては2度目でしたが、また、新たな気持ちでたくさんの学美愛をさせて頂きました。
労働で流す汗の爽やかさ、お仲間の人と頂いたチャイの味、ホームステイ先に戻って頂いた、あのお水の美味しさは一生忘れられないものになりました。本当に有難いことでした。★沖縄の方は、ぜひ、「ロハスフェステイバル」にご参加下さい。小生もボランテイァとして、上地正子さんのご好意で「遊書展」のブースを出させて戴きます。予定参加見込み1〜1.5万人の大イベントです。沖縄の皆さん、ぜひ、会場でお愛しましょう!
 ■毎月、4/4 7/7 8/8の日に発行予定が遅くなってしまったのだが、やっと授業の合間に書き上げさせていただきました。明日、発送予定。1年間の切手を送って戴いてお送りさせて頂いています。
(2007年 8月 21日 [火曜日])

Chai チャイ
『チャイ』とは、『茶=チャ』がナマッタもので、そのルーツは中国・雲南省あたりに遡ることができます。
つまり、中国で生まれた『チャ= cha』が、チベットを経由してインドにたどり着いたとき『チャイ』と言う名前になったというわけです。

カンテの『チャイ』とは、インドで出会った『チャイ=煮出したミルク・ティー』のことを指していますが、国によってはミルクを入れない『チャイ』というのもありまして、『茶』の伝わった地域の事情によってさまざまな飲み方をされているようです。(中近東では、渋味の少ない紅茶を使って濃く出して、お湯で割って飲みますし、北アフリカでは、緑茶にミントを加えます。これもチャイです。)
■チャイの作り方
・家庭でチャイを作ってもカンテと同じ味にならないというご意見をたくさんいただきますが、カンテでもお店によって味が違ったりします。それは、チャイを作る人にもよりますし、水とかミルクの分量とか火力によっても出来上がりが違ってくるみたいです。ですから、自分が飲んでおいしいチャイとか、人に飲んでもらっておいしいといってもらえるチャイを作るには、何回もつくってみるのがいいでしょう。
・基本的には、チャイの缶入りの裏に書いてある作り方でかまわないのですが、ここではもう少し微妙な書き方をしてみます。参考になるでしょうか。
準備するもの・・・底の広い手なべ(ゆきひら、あるいはホーロー鍋)、チャイ・グラス、カンテのチャイの葉4〜5g、水・・約170cc、ミルク(乳脂肪3.7%前後)約150cc.
1.手なべに水とチャイを入れ、沸かす。
2.沸騰したら1〜2分弱火で煮込み、ミルクを加え中火にする。
3.再度沸騰したら、2分ほど弱火で煮込んで、茶こしでグラスにこせば、できあがり。
(コンロに火をつけてからチャイができるまでの時間が5分ぐらいになるように、練習してください。)
注意:煮込みすぎると、なべでチャイの葉をこがしたり、いやな味まで出したりします。
・スパイス・チャイの場合は、先にスパイスを入れて香りを出してからチャイの葉を入れます。
・一人分作るより、二人分作ったほうが失敗しにくいようです。
■マザーハウスで頂いたチャイの味は最高!昔、コルカタからベナレスへ行く夜行列車で飲んだチャイも忘れられない味でした。今、朝の朝食はチャイとマンゴーです。幸せな朝食を摂って、元気一杯、チャイ一杯、夏期講習頑張っています。
(2007年 8月 20日 [月曜日])

熱闘甲子園
母が佐賀県の生まれということで
佐賀北高校の応援に行った。
もう一つは日光浴?
夏休みは夏期講習で朝から晩まで授業
一日中クーラーの中のため咳が7/20から止まらない
甲子園球場の太陽と熱気は凄いものがある

10−2ぐらいのスコアーで惨敗を予想したが
見事!佐賀北が勝った!
8回から9回の流れで佐賀北が勝てそうだったが
流れだけでは難しい

ビッグプレーが勝利を呼んだのだろうか
センターが大飛球を好捕したのが大きかった

それにしても帝京のあのプレーは
凄いというか芸術的でさえあった
プロでもなかなかできないプレーをやってのけた
バックスクリーンの右前方で観戦していたので
真正面で見ていたことになる

スクイズの失敗の連続
1点の重みを追い求めて
青春を懸けて1球に執念を燃やす
球児だけが本人だけが知っている
苦しみ喜びがそこにある

涙を流せ 若い美しい涙を
2007年 8月 19日 [日曜日]

爽やか朝
なんと爽やかな朝を迎えたことだろう
この爽やかさは何なんだろう
自分でも不思議なくらいだ

夏休みのハードなスケジュールの中
体はきっと疲れているはず
旅行帰りもなんのその
時差も吹っ飛ばして元気です

いかに精神のあり方が
隊長に影響するかということですね・・・
本当にホントに有難いことです
2007年 8月 18日 [土曜日]

ただいまぁ〜!
 早朝5;45 インドより帰って来ました。
 今、8:30分 9時から夏期講習です。
 順次、インドからの報告を書いていきます。

 『マザー』再会して幸せでした。
(2007年 8月 17日 [金曜日])

旅の終わりに
8/15 11:35 コルカタ発
8/16 06:35 シンガポール着
19:25 シンガポール発
8/17 05:45 関空着

 シンガポールで1日を過ごす
 コルカタとシンガポール
 アジアで一番きれいな都市と一番汚い都市?
 でも、コルカタのほうが遥かに人間臭い
 生活臭がして馴染めるし面白い

 マーライオンを見て
 中華街を歩いて時間を潰す

 光君が
 インドの家庭料理に嵌り
 チャイ、紅茶に嵌り
 インドそのものに嵌ったというから面白い

 彼にとって始めての海外旅行が
 インドというのも面白い
 死を待つ人の家でのボランテイァの後に見せた
 彼の顔が良かった
(2007年 8月 16日 [木曜日])

マザーに仕えて
 7:20 「死を待つ人の家」に到着。
 ホームステイフォージャパニィーズのオーナーのダールさんが、わざわざお供して「家」まで連れて来て下さって、お知り合いのスミコさんによろしく頼んで下さる。お陰様で皆様が親切に教えて下さって、お手伝いをさせていただく。
 先ず、まだボランテイァ活動をされる方が、ほとんど来ておられず、本来は女性達の方は女性ボランテイァの方が入るところであるのだが、ベッドから石の床への移動や、抱きかかえてベッドに移してあげる。
朝食用のバナナの皮むき。食器に朝食の盛り付け、パンにバターを塗って、一人一人の方に配り歩く。何人かの方へは自分で食べられないために補助をさせていただく。お水の注ぎ足し、食べ物の追加などをするために部屋を見て回る。寝たきりの人に水を飲ませるのは大変である。以心伝心の呼吸がないと難しい。部屋を回って、中を歩いていると、何人かの方は握手を求められて「God buless you!」と感謝していただく。食べられた方の食器の後片付けをして、食器洗いをする。大きなタライにアルミの食器をビニールで油落しをする。その横の大きなタライの方には外人の男の方と女性の方が洗剤洗いをして、殺菌消毒をする。
 次は衣服の洗濯を手伝って、何枚も何枚も手絞りをする。最後のほうには握力がなくなってくる。この間、約2時間休みなし。ベテランボランテイァの方に声をかけて頂いて、水を一杯飲ませていただく。
 10時半、小休止の時間にボランテイァスタッフの休憩で、屋上で焼きソバ・クラッカー・食パン・水・チャイをいただきながら、コミュニケーションをはかる。洗濯した衣服は屋根の上に干されていて、もう乾いていたので整理整頓後片付けを済ませる。11時半、同じように昼食の準備をして12時過ぎ、午前中の活動を終えさせていただく。
 勿論、ある面では初めてのことばかりで、周りの人に教えていただいて一緒懸命にさせていただいたのではあるが、この充実感には一緒の幸せを感じさせていただく。同行した中2の光君に食器洗いの先輩として、いろいろ教えを乞う。年齢や立場など一切関係なし、5分でも先に作業をしている方に教えてもらって取り組む。みんな同等の仲間意識を持って助け合う。ハンカチタオルなどは30分も持たずに濡れてしまう。
 ホテル、ホームステイ先へ帰って飲んだ、冷たいお水の美味しかったこと、こんなに美味しい水 初めて飲んだような、世界一の味がした。味覚は物理的なものでなく、感覚的なもの、心で味わうものだとしみじみと感じた。
 お役に立てる有難さに神謝・歓謝・感謝。
(2007年 8月 15日 [水曜日])

美しき歌声
混沌・混然・喧騒・・・
10数年後には世界一の人口に膨れがると
予想されているインドの人口
人の多さに圧倒される

朝の静寂が清清しくさえあるコルカタ
朝6時、マザー・ハウスで礼拝が始まる
シスターが歌うその賛美歌の美しさに私は心を洗われる
それは芸術ではなく
敬虔な祈りから産まれる声だからかもしれない

ブロードウエー、ロンドンのミュージカルよりも
モスクワ、イタリアのオペラよりも
遥かに凌ぐ美しさが醸し出されている
それは生きると言う 祈ると言う
生活的な宗教的なものが根本にあるからだろうか
神を賛美するという想いが
芸術性を排除するシンプルさに出るのだろうか

かつてその美しさに神動して
それにも強く引かれて
今回インドに来たのかも知れないのだ

美しい歌
美しいことばは
心を洗う
だから、人は美に惹かれ憧れるのかも知れない

           ■
コルカタの街を歩く
街角で地図を広げていると
向こうから声を懸けてくれる
それが自然でうれしい

公園で一休みをして
地図を眺めてなぜかフーグリ河を見たくて
フェリーに乗って見る
インドの各地からの終着駅であるハウラー駅に行く
ここの人の多さは世界一かも知れない
東京・大阪・NYも比ではなく
北京・上海を凌ぐその多さに圧倒される

なるべくタクシーに乗るのを避けて
小さな冒険を試みて
出たとこ勝負 来たとこ勝負でバスに乗る
全く想像も見込みも越えて反対方向にバスが走る

「地球の歩き方」の地図を超えてバスが走る
着いた所の勘で植物園近くらしい
人に尋ねて見ると
「ゴーストレート 600メーター」という
想いは叶う願いは叶うというか
諦めていた植物園に到着する

ギネスブックにも登録されている
世界一大きな樹に出会う事が出来る
1本の樹から2888本の地中の枝が出ている
少し離れた所から眺めるとそれは小さな枝である
この木を眺めて約1時間歩きづめで
やっと出口にたどり着く
この広大さにもあきれてしまう
植物園というよりも小さなジャングルだ

夕食はダールさんと奈良から来られた牛田敦子さんと光君の4人。
食卓を囲んでインドの家庭料理に舌鼓を打ちながら
美味をたたえ話に花を咲かせる
4人だけのミニ遊書展をさせていただく

来流嘉多(コルカタ)=喜びが沢山流れて来る。
豊夢寿亭日本心(ホームステイフォ−ジャパニーズ)
その土地に行ってそこの気を感じて気を頂いて
遊書、字を書かせていただく
その「感字」が私は好きだ
どのような字になるかは「気」まかせ
だから、面白いと思い、楽しく書かせていただける

色紙・画仙紙のハガキに30数枚書かせていただき
次に来る旅人に上げてくださるようにお願いをする
豊夢寿亭の小さな軸装は直ぐにお部屋に飾って下さった
牛田さんにはマザーハウスに持って行く予定だった
『愛』を貰っていただいた
光君には「一緒懸命」を・・・
数枚は持ち帰って来て、お土産にさせていただく
同じ字、同じような趣の字は書けない
その刹那の一瞬の想いが、感じが遊書となる
(2007年 8月 14日 [火曜日])

マザーに捧ぐ
  それは潜在意識の中の夢だったのかも知れない・・・

 皆さんからのご奉仕として1000ドルをご寄付させていただく
 そして、「愛」「和愛」「Love & Peace」の
 3部作を奉納させて頂いた。

 ボランテイァ活動の登録をさせていただく
 希望の通り「死を待つ人の家」でお願いできる

 チャペルの後方に座すマザーに触れ気を頂く
 今は天国に召されてはいるが
 今も尚、マザーは生きておられる
 その木彫からはいい意味でオーラなど無い
 もっと自然な愛・慈愛・慈悲
 そして、優しさを空気に溶け込ませた
 何にをも形容し難い『気』を滲ませている

 それはマザーの魂が
 まだ、そこに不滅にあるようにさえ思えてならない
 又、多くの人の心の中に『生きている』という
 万人の心からの気を吸収して平に和ませて、
 特別なモノを生み出しているような

 その姿は小さく優しく
 すべてのものを包み込むような
 気愛に満ちている
 善も悪もすべての汚濁をも受容して
 清澄無垢な純白に変える
 大きな大きな平らな和みの気を漂わせている
 その自然さに心が溶け込んで同化していまう

 この混濁の坩堝(ルツボ)のコルカタにあって
 マザーはインド人に帰化したのではなく
 天人、天使に帰化・帰依したのではないだろうか・・・
 美流来癒河風(みるくゆがふ)
 美しい大河の癒しの風が流れ来る
 弥勒菩薩が作られた理想郷を願うように
 マザーもまた、この部屋に座して
 静かに優しく理想郷を夢見ている
 そのあまりにも自然なカタチが美しい

 オーラだとか 燦然とか 光輝とか
 本当の美しさとはそんなものではなく
 無に近い大気に溶け込んでしまう自然さ
 そのようなものではないかと私は感じた

 私は自分の小ささを知って 
 できることを始め
 できることをさせていただこう
 『どうぞ、この命 天に使わせて下さい』
 
 私が日々
 就寝の折に唱える
 祈りの言葉は
 マザーからのメッセージとして
 創造された言葉なのかも知れない・・・
(2007年 8月 13日 [月曜日])

ホームステイフォージャパニィーズ
 エス・ダールさんと恵美子さんが経営する
 この宿泊施設はダールさんの住宅で
 ここは正にホームステイとしての癒しの宿だ

 13年間、日本に住まれたダールさんは
 親日家で知性あふれる紳士
 インテリィーというよりも心優しき御仁
 現地の案内はもとより人生を語ると
 その道のナビさえして下さる立派な方
 
 人と衣食住が最高
 ホテルでなくドミトリィ-でなく
 ホームステイの素晴らしさにあふれる
 今までこんなにゆったりと
 癒される所に泊まったのは初めてともいえる

 4泊4夜のインド家庭料理は最高で
 インド料理に嵌ったというのが感想
 メイドさんの女性が作って下さる料理は
 レストランで食べられない味と珍しさ

 今回の旅が素晴らしいものになったのも
 このホームステイのお陰が大きい
 
2007年 8月 12日 [日曜日]

インドへ
プロローグ
 2000.5 誘われてインドへ行く。
 手塚治虫のブッダを読んでお釈迦様の聖地
 そしてベナレスへ行くのが目的だった
 タイ航空でカルカッタへ入いる

 マザーテレサの教会があるので
 せめて半日だけでもボランティアさせていただこう
 それがキッカケだった
 何でもみてやろう
 何でも食べてやろう
 何でもやってやろう
 正直なところ、そんな思いだった

 半日、「死を待つ人の家」でボランテイァして
 ある老人に食事を食べさせてあげて
 アイコンタクトで老人から気配りを頂いて
 自分の思い上がり不遜さに気付かせていただいて
 素直に「できることから始めよう」と思った

 それから2年後
 2002、4 
 アメリカでチャリテイ-遊書展を開催して
 出美遊させていただいて
 私流・ボランテイァ活動のスタートを切った

 今回のマザーハウスへの訪問は
 ある種のお礼参りでもある・・・
 導いていただいて
 今の私がいるような気がして・・・

 教え子さんの子供さん
 二世に当たるジュニアの安井光くんとの
 マザーへの旅が始まる・・・
2007年 8月 11日 [土曜日]

夏休みの予定
6・7日 サマースクール
8・9・10日 受験合宿
11〜17日 インド・カルカッタ
        マザー・ハウス ボランテイァ活動

 どうぞ、皆様もご清栄に素敵な夏休みを
(2007年 8月 10日 [金曜日])

言葉の花束D
 「私たちは目を持っているために
  人間や自然の姿を見ることができながら
  見るべき本当のものが見えないということがある」

  〜三浦綾子 愛といのちの792章より〜
(2007年 8月 9日 [木曜日])

言葉の花束C
 「仕事という字を見てみよう
  仕える事(つか)えると、二字とも、まさしくつかえると読む
  仕事とはつまり仕えることなのだ

  働くという本来の字を見てみよう
  にんべんに動くと書く
  人のために動くこと、それが働くということなのだ」
(2007年 8月 8日 [水曜日])

言葉の花束B
 「小学校の時、
  この世で一番むずかしい言葉は 
      ハイとイイエであると習った」
(2007年 8月 7日 [火曜日])

言葉の花束A
 「私たちはずいぶん気をつけているつもりでも、
  自分では気がつかなくて
  いろいろな人の心を傷つけていると思います」

 「誰かの一言のために
    生きる力を失ったという人だっているわけです」
(2007年 8月 6日 [月曜日])

言葉の花束
「自分の弱点、欠点に気づく能力、
 それは光を見つめる人だけに与えられる」
2007年 8月 5日 [日曜日]

泣かされて
沖縄からのお客様を神戸空港までお見送り
少し時間があって珈琲を飲む

ホットコーヒーを頼んで下さり
カツサンドを注文されていたので
機内でお食事をされると思っていたら

 帰り際に
 「先生、塾に帰ったら直ぐ授業でしょ
 どうぞ、これを持って行って下さい」と・・・
 とうとう最後に泣かされてしまった
 それもひとり分でなく二人分を

 賢坊さんのお友達で世に言う極妻
 この三日間、一言一句に感嘆し
 何と多くを学ばされたことか

学生時代
 高倉健さんの映画にかぶれて
 あの男のかっこ良さに憧れたものだが
 映画と現実は全然違う
 その心遣いたるや
 一流企業の管理職をさえ遥かに凌ぐ

出愛は神様からのご褒美
ここからも多くのことを学ばせていただこう

 
2007年 8月 4日 [土曜日]

半端じゃない!
 昨夜は2時半、今夜は4時半
 されど賢坊さんにパワーを頂戴するのか
 風邪さえも吹っ飛んだ!

 お月愛、渡世の義理で
 Nさんと言う女親分とご一緒させていただく
 同じ福岡の出身という事もあって
 懇意に可愛がって下さったのか

 阿蘇のように雄大で
 玄界灘のように男らしく
 遠賀川の川筋モンの筋金が入っていて
 その人間的なスケールに圧倒される

 生き様 何をしてきたか
 何を第一にしてきたか
 それが人間性に出る

 それは小生の今までの歩いて来た
 世界には無いものだけに
 その凄さに神動する・・・

 半端モンというが
  対義語は何だろう
 一人前???
 この世で義理で一人前に生きるとは
 正に「懸命」ということばが当てはまる
 違えると命を張る
 何を大事にするかということで
 それを絶対に外さないところが
 中途半端でないのだろう!

 人様に出会ってこんなにインパクトが強かった
 ご仁は初めてである

 見坊さん・宮城さん・波さん
 ありがとうございました。
 一人前を目指します。
 
(2007年 8月 3日 [金曜日])

神謝の一日
いつも沖縄ではお世話になっている
 まさかやあ〜の賢坊さんが
 1日の夜に西本願寺で公演があり
 京都・大阪・神戸を観光されるお供をした
 
 夕食は但馬屋梅田店での焼肉懐石
 最高の仙台牛を伊藤社長自らの調理で
 ご馳走になり相伴した
 癒NAOの新地のママのお店でもご馳走になり
 楽しい一日を過ごした
 
 6月に沖縄へご一緒した
 ウチの顧問税理士の道野先生が
 運転手を買って出てくださって
 レンタカーまで手配して同行して下さった

 皆さんの想い、ご好意に甘えさせていただいて
 ご馳走になりお世話になり神謝に堪えない
 有難く頂戴させて頂いて
 ただただ、誰かにお返しをさせていただこうと
 念じるばかりである
 
(2007年 8月 2日 [木曜日])

夏より熱く
 今日はインド行きのビザを申請した。

 4日まで夏期講習
 6・7日はサマースクールで鳥取砂丘・鉢北高原・竹野海岸へ
 8・9・10日は合格合宿
 11日から17日までインドへ
 17日5時半に帰国して9時から夏期講習

 こんなスケジュールも平気でこなしていたが
 やっぱりちょっとハードかなぁ?

 夏より暑く燃えてみよう!

 
(2007年 8月 1日 [水曜日])

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